ノルウェイの森を読んで

 

 この物語のラストシーンから、どのように話は進んだのだろうか。僕が気になったのはまずこの事だった。

 直子が死に、レイコが立ち直り、物語は大きく動いたはずだ。

 そして何より、主人公の心変わりがある。

「あなた、今どこにいるの?」

という緑の台詞。僕はその意味を考える事でラストシーン後の展開も考えられると思った。

意味深な台詞である。どこにいるの、とはどういう事なのだろうか。自分なりの意見を言うなら、それは主人公の心がどこにあるのか、という事だと思う。

主人公は「緑が好き」と明言している。だから、訊くまでもないはずなのだが、その事が緑にはしっかり伝わっていなかったのだと思う。だからこそあんな台詞を言ったのだろう。

しかし、その台詞の直後の主人公の台詞がまた分からない。その仮定を元に考えるなら、主人公は「自分がどこにいるか」などすぐに分かるはずなのだ。

だが、その仮定がまるっきりの見当違いだとも思えない。

だから僕は、「主人公は、本当は誰の事も好きでなかったのではないか」という意見を持った。そう考えるなら、中盤の永沢の台詞にも納得がいく。

 直子に対しての気持ちは、単なる縁、というかキズキの死によって変な仲間意識ができただけで、それを特別な感情だと思いこんでいた。緑に対しては、様々なストレスから逃げるため。主人公が「緑が好き」と言い始めた時期と直子の容態が悪化する時期が同じだという事がその根拠だ。逆の可能性もあるが、僕はこの方がしっくりくると思う。主人公の心情は直子が知っているはずのない事だからだ。そして、緑はそれを見抜いていたから指摘したのだと思う。

それらの理由から、結局は緑も主人公から離れていくと思うし、主人公はそのままだらだらと生活を続ける以外にはない。しかし、冒頭で中年になった主人公が登場している。それが僕にとって嬉しい。少なくとも、主人公はその後に自殺する事はなかったのだ。そして、「直子の顔を思い出せない」と言っている。僕はそれをいい事だと思う。ラストシーンの主人公は直子に縛られすぎている気がしたからだ。それでは絶対にロクな事にならない。主人公はその事を否定的にとらえているが、それでいいのだと思う。

だから結局、主人公は時間が経つにつれて立ち直っていったのだろう。そして普通に生活していって、普通に生きている。僕の結論はそうなる。

そう考えてしまうと、一気に情けない話になるような気もするが、僕はそうなって欲しいと思う。

 

 

 

感想文・裏

 

上に書いたのが提出用のヤツです。

そしてそっちでは本音を書き殴ろうと思います。

 

 

何というか、訳分からん話だと思う。

この主人公の周りには変人しかいないのか、っていう意味でもそうだし、別の意味でも。

具体的には、100ページに一度の割合で登場するエロシーンとかエロシーンとかエロシーンとか。だから、実際の感想はその1行で終わる。

 「まるでエロゲうわなにをするやめろhれkdcb保23f」

 確かに意味のあるシーンもあったが、半分以上は無意味な気がする。そんなシーンを入れまくった村上春樹に乾杯。感想文・完。

しかしまあ、そんなんを先生に出すわけにはいかない。だから頑張ってデタラメ書きまくったわけだが、何か支離滅裂だなあ……実際、その話自体をさらさら理解してないんだから当然か。だったら感想文なんて書くなって話だが、もう一冊何か探してくるのも面倒くさいからしょうがないか、って感じに書いた。

 まあ、厨房を自認する人は読まん方がいいかもなあ、っていうのが率直な感想か。自分も意味不明だったし。文章は簡単だけど内容が難しい、そんな小説。

 

 

しかし……「等身大の人間」を描いたと評価されている作品に対し、「何か二次元の香りがする」と思ってしまうのはkazamaの読解力、もしくは人生経験が足りないのだろうか。話の筋よりそっちの方を考えさせられた。つーかラノベの読みs(ry

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